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木造住宅の基本構造を解説!家を建てる前に知っておきたい構造や工法の違い

木造住宅は、温かみのある自然素材と、自由な設計が魅力で、多くの人に選ばれています。
しかし、いざ家を建てようとすると、
「木造住宅の構造ってどんなものだろう。」
「どんな工法があるの。」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
家を建てる前に知っておくべき、木造住宅の基本構造について解説していきます。
これからマイホームを建てることを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

木造住宅の基本構造

木造住宅の構造は、大きく分けて「木造軸組工法」と「枠組壁工法」の2つがあります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較しながら解説していきます。

1: 木造軸組工法(在来工法)

木造軸組工法は、古来から日本で用いられてきた伝統的な工法で、柱や梁を組み合わせて骨組みを作る構造です。
現在でも多く採用されている、日本で最も一般的な木造住宅の工法です。

*メリット
・開口部を自由に設計できる
・リフォームがしやすく、間取り変更がしやすい
・施工業者の選択肢が多い

*デメリット
・現場での作業量が多いため、工期が長くなる場合がある
・職人技が求められるため、施工費が高くなる場合がある
・同じ構造でも、職人の腕によって仕上がりが異なる場合がある

2: 枠組壁工法(2×4工法)

枠組壁工法は、2×4材と呼ばれる、幅が約5.7cm、厚さが約8.9cmの規格材を組み合わせて壁をつくる工法です。
木材を工場で加工してから現場に搬入するため、現場での作業時間が短縮できます。

*メリット
・工期が短く、コストを抑えられる
・強度が高く、地震に強い
・断熱性、気密性が高く、省エネ効果が期待できる

*デメリット
・開口部の設計が制限される場合がある
・リフォームがしにくい
・施工業者を選ぶ際に、2×4工法に対応している業者を選ぶ必要がある

木造住宅の構造部材の名称一覧

木造住宅を構成する様々な部材には、それぞれ役割があり、構造を支えています。
ここでは、代表的な部材の名称と役割を説明します。

1: 基礎

基礎は、建物を支える土台となる部分です。
木造住宅では、ベタ基礎と呼ばれる、コンクリートで地面全体を覆う基礎が一般的です。

2: 柱

柱は、建物の垂直方向の荷重を支える重要な部材です。
木造軸組工法では、柱と柱の間隔を「間柱」で補強し、強度を高めています。

3: 梁

梁は、建物の水平方向の荷重を支える部材です。
柱と梁を組み合わせて、建物の骨組みを作ります。

4: 壁

壁は、建物の外側と内側を覆う部分です。
外壁には、サイディングやタイルなどが使用され、内壁には、壁紙や塗装などが使用されます。

5: 屋根

屋根は、雨風や太陽光から建物を守る役割をしています。
木造住宅では、瓦屋根、金属屋根、ガルバリウム鋼板屋根など、様々な種類の屋根材が使われています。

6: 床

床は、建物の室内空間を構成する部分です。
木造住宅では、木製のフローリングや畳などが使用されます。

まとめ

木造住宅の構造には、伝統的な「木造軸組工法」と、規格材を用いた「枠組壁工法」の2種類があります。
それぞれの工法には、メリット・デメリットがあり、建物の構造やデザイン、コスト、工期などに影響します。
家を建てる前に、それぞれの工法の特徴を理解し、自分にとって最適な工法を選びましょう。
また、構造部材の名称と役割を知ることで、より安心してマイホーム選びを進められます。